将軍杉

更新日:2021年06月01日

大きな根本から上に向かって枝分かれした太い枝の将軍杉の写真

 平等寺の東隣、岩谷集落を見下ろすところにどっしりと根を張り、四方に太い枝を伸ばした将軍杉は、樹齢が推定で1,400年、幹周19.31メートル、樹高38メートルを測ります。平成12〜13年度に環境省が行った「全国巨樹・巨木林フォローアップ調査」での杉の部において、それまで日本一であった鹿児島県屋久島の縄文杉(16.1メートル)を抜いて日本一の巨木となったものです。
 「将軍杉」という名の由来は、晩年をこの地で送ったとされる陸奥鎮守府将軍平維茂にちなんでつけられたものです。
 将軍杉に関わる様々な伝説も残っています。昔、集落の人々は阿賀野川の水運で生計を立てていたが、ある時、新しい船に使う帆柱がないので将軍杉を伐採して作ることを決め、翌朝斧を持って杉のところに行ってみると、一晩にして枝下の部分まで地下へ沈んでしまった−これ以来、村人たちは将軍杉を手厚く保護し、今に伝わるとのことです。

将軍杉詳細

  • 種別:国天然記念物
  • 名称・員数:将軍杉
  • 指定年月日:昭和2年4月8日
  • 所在地:阿賀町岩谷2242(三川地区)

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